海開き当日、今年も幼女やハレンチお姉さんの盗撮に励んでいる主人公。 水深10mから光学ズームで盗撮を楽しんでいると、ハマ娘におぼれて力尽きた人と勘違いされ引っ張りあげられてしまう。 ハマ娘自身も人目につかないようビーチや被写体たちからは見えない岩場の陰に主人公を引きずりあげるが、まだ意識のある主人公に自分の存在がバレてしまう。 主人公は家族の名誉のために即全消ししたSDカードの中身の賠償のため、黙っているかわりに写真を撮らせることを強要する。 少しの押し問答のあと一枚だけ撮影したのち二人は別れた。 翌日も同じように水深10mのところから、今度は溺れていると勘違いされないよう酸素ボンベを装備して盗撮する主人公。 ところがまたハマ娘に拉致されてしまい前日と同じ岩場で対面した。 今度は人命救助ではなく被写体の肖像権やらプライバシーやら、とにかく盗撮はやめろと説教するハマ娘。この衝動を抑えるために一枚撮らせてくれと懇願する主人公。一枚だけ撮影したのち二人は別れた。 翌日、「撮影しています」のプラカードを掲げていつものポジションで撮影を行う主人公。やはりハマ娘が現れ、こんどは契約における申込と承諾に関する説教をされ、今度はコスプレ姿で撮影させてくれと白いスク水(旧ver)を差し出す主人公。 コスプレを断られいつも通りの姿を一枚撮って二人は別れた。 その翌日、台風の接近によって海が荒れる中、さすがに潜るのは無理だろうと陸上での盗撮を考える主人公。 とはいえ客はまばらで幼女も水着お姉さんもいない。帰ろうと機材を片付けていると、保護者なしで遊びに来ていたJSグループの一人が波に攫われる姿を目撃する。 がんばれハマ娘、負けるなハマ娘と心の中でナレーションをしているが一向に姿をあらわす気配はなく、周りをみるとまばらとはいえ複数の人の注意がJSに注がれていた。 ハマ娘が人前に姿を見せられないことを思い出した主人公。JSを救ったところで例の岩場も放置しておけるような状況ではない。 どうしたもんかと考えていたが、JSが波に飲まれ浮かんでこないことに気づいた主人公は盗撮セット(一般的にはダイビング器材と呼ばれている)を装備すると、海の家から浮き輪をひったくりそのまま波の流れにのってJSのもとまで流されていった。 潜ってみるとすぐ眼の前にハマ娘がJSを抱えておろおろしていたのでそのまま陸にJSと共に戻る。 遅れて到着した救急隊員から感謝されたり警察から「何故こんな装備を」と怪しまれるがなんやかんやアレしてその日は帰る。 何日か事後処理に追われる日々が続いた。面倒事が大体終わってよく晴れた日、いつも通り盗撮にくると浜辺の様子は一変していた。 JSの件で顔なじみになった海の家の店長から、あのときJSを引きずり込んだ何かが目撃されたとのことで、一部のオカルトマニアやインターネットライターの格好の的にされていたと知る。 けしからん連中にハマ娘の姿が激写されてしまえばハマ娘はもうここに来ることもできなくなると考えた主人公は、すぐにいつもの盗撮ポイントまでカメラを持たずに向かっていった。 いつもの岩場で悲しそうな顔をするハマ娘。予想通り身動きが取れず、それどころか海をナメきった乞食が金ほしさに危険を顧みずバズネタを撮るための状況になったことで完全に自分のせいで危険が増したと苦悩する。 自分はしばらく姿を隠すしか無いと語るハマ娘。だったらうちに来いと言う主人公。カメラを忘れたので今日の写真が撮れないこと、謝礼でハマ娘に着せるための衣装が今日の夕方あたりにAmazonから届くからだ。 サンマの竜田揚げと甘酢あんかけ(渾身の甘酸っぱい要素)を二人で食べた後、主人公の提案で「どうやってあのアフィ乞食たちを海に沈めるか」の作戦会議が始まった。 このハマ娘は闇落ちしないシステムなので2秒で会議が終わり、そのまま風呂に入って寝る。エロゲまだ?。 3日もすれば自体も収まると踏んでいた二人だったが、噂が噂を呼び多くの人が連日浜辺へと詰めかけており観光地と化していた。 それから何度か子供が溺れたりするが、一般客のフリをしたハマ娘がライフセーバーよろしく華麗な救出劇を見せると、よくわからない謎の生物ではなくハマ娘が人気になり不安は解消されていった。 ただし主人公の唯一の趣味だった盗撮はできなくなった。 8月31日、ライフセーバーや海の家など海水浴場の営業が最終日を迎えると、ハマ娘はこれでしばらくは静かになるだろうと言い海に帰ると告げる。 実は8月末まではライフセーバーがいるので、海の安全を守るのは片手間で良かったといい、それでも9月以降はサーファーなどの事故が多いので自分がいなくては駄目だという。 最後の夜、サンマの竜田揚げと甘酢あんかけ(渾身の甘酸っぱい要素-2nd-)パーティを開き、それまで主人公が土下座しても断り続けてきた白スク水(旧ver)を披露してハマ娘は海へ帰った。